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睡眠薬の種類と副作用
現在使われているのはベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。バルビツール酸系ように脳幹に直接作用せず、大脳辺縁系を鎮めることを主な作用としています。昔の不眠症の治療薬に比べれば、格段に安全になったといえますが、睡眠薬の副作用や危険性(リスク)、依存症が全くないということではないので、正しい服用が大切になります。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬の種類は作用時間によって、以下4種類に分類できます。
1.超短時間作用型・・・薬の効果が持続する時間が2〜3時間くらい ハルシオン(トリアゾラム)、アモバン(ゾピクロン)、マイスリー(ソルビデム) 2.短時間作用型 デパス(エチゾラム)、レンドルミン(プロチゾラム)、エバミール(ロルメタゼパム) 3.中時間作用型・・・薬の効果は5〜6時間続きます。 ベンザリン(ニトラゼパム)、エリミン(ニメタゼパム)、ユーロジン(エスタゾラム)、イソミタール(アモバルビタール)、エスクレ(抱水クロラール) 4.長時間作用型・・・6時間以上睡眠薬の効果が持続します。精神科で持続睡眠療法に使われる熟眠剤です。 ダルメート(フルラゼパム)、フェノバール(フェノバルビタール)、ソメリン(ハロキサゾラム)、ドラール(クアゼパム)
睡眠薬にもいろいろな副作用があります。その中で一番多いのは、翌日のふらつきや眠気です。
これは、副作用というよりも、内服時間が悪いか、種類が悪い(もともと長く効くタイプ)せいで起きてくるものです。
服用に際しては、必ず専門の医師とのご相談の上、用法用量を守って使用してください。